全日本研究会とは

御挨拶
 全日本軍装研究会の会員さまは現在全国に250名いらっしゃいます。
 昭和62年に、岐阜県の会員3名で作られました。会誌「軍装操典」を、10部コピー印刷で作るところから始まっています。
 まだ日本軍の物が市民権を得てない時代で、広島の神社の床下から旧日本陸軍戦車帽の未使用品が2500個見つかりました。最初は珍しい物が出てきたと評判になりましたが、「旧日本軍の物など燃やしてしまえ」という方も出てきて、業者が引き取って処分しました。モデルガンメーカーのMGCが販売をしましたが、1個500円でしたが、中々売れなかったと聞きます。
 PXマガジンが旧日本軍の連載を行っていましたが、読者の投稿で、「旧日本軍の物は興味が無いので、ドイツ軍、アメリカ軍のページを増やしてほしい。」と書かれる時代でした。自前の会誌を作る必要があると思い、岐阜県下でたまたま知り合った3名で、会誌を作ることになりました。
 関西軍装研究会と連絡を取り、中部軍装研究会も作られ、「軍装操典」は共通会誌の認識でした。簡易印刷から現在のオフセット印刷に発展しています。簡易印刷時代は表紙をブルーにしていましたので、コレクターの間では「青版」と呼ばれています。
 
 全日本軍装研究会は、複数の会の連絡機関の役割もありますので、規約は定めていません。また、会長も定めていません。ただ、マナーを3つお願いしています。

1 日本国の法律に反するものを、積極的に集めないでください。
2 一般市民の前で、軍服を着て歩かないでください。
3 販売目的の日本軍軍装品の贋作を作らないでください。

 規約がありませんので、マナーを守らなかったからと言って除名にはしませんが、社会通念を守れない方からは、距離を取らせていただきます。

 全日本軍装研究会は情報交換の場です。多くのコレクターと情報交換するのも楽しい物です。
  
 現在では全日本軍装研究会も社会的信用を得ることができ、会員の中には映画、テレビの監修を求められる方や
新規に発見された軍装品の取材をマスコミから受ける方も増えてきました。
 新規の会員様も随時募集しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

                        全日本軍装研究会 代表 辻田文雄

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